※保険代理店に見積もりを依頼する前に学んでおこう

火災保険、ちゃんと選んでますか?
契約した補償内容を知らなければ、その保険料の支払いは無駄かもしれません。
しかも、言われるままに義務として契約した長期保険は中身を忘れてしまいがちです。

自分に必要な補償がちゃんと設定されているか、不要な補償がセットされていないか、本当に役立つ火災保険を選ぶためには重要なことです。

現在の契約を知り、自然災害の種類と特徴を知り、自分に必要な補償を正しく選びましょう。

自然災害の特徴を知ると実際に被害にあった場合のイメージがつかめ、補償の選択や請求にも迷いが減ります。具体的な災害と補償のイメージを持ちましょう。

この災害で、必要になるのはこの補償です!

災害の種類 対応保険 メモ
台風・竜巻等による損害 火災保険
車両保険
商品にもよるが一般的な住宅用火災保険は「台風で瓦が飛んでしまった、風で壊れた屋根から雨漏りが発生した」などの「風災による損害」は補償対象。ただし建物のみに補償をかけていると家財は対象外に。
また自動車や一部のバイクは家財に含まれないので対応する車両保険が必要。
落雷による損害 火災保険、車両保険 夏場の落雷による損害は身近な事故のひとつ。特に家電など家財に損害が出ることが多いので、火災保険を建物のみにかけていた場合は家財が補償されないことに注意を。家財に含まれない自動車や一部バイクも対応する車両保険で。
雪災・ひょう災による損害 火災保険、車両保険 ガラスが割れて室内の家財に被害が出たり、落雪で自動車が潰れれるなど、家財や車両への被害も想定されます。もちろん家財や車両に対応する保険ならば補償対象に。
ただし破損を伴わない雨漏りは対象外。
洪水・集中豪雨・土砂崩れ 火災保険、車両保険 河川の氾濫による建物浸水や、土砂崩れによる建物流出を補償するには水災に対応した火災保険が必要。ただし損害割合によっては補償対象外となることも。ハザードマップなどで水災の恐れがあるか確認しておきたい。
なお「地震を原因とする」土砂崩れや津波は原則対象外(一部車両保険では対応する特約がある)。
地震・津波・噴火 火災保険+地震保険
車両保険+地震特約
保険金の支払い能力を超えてしまう可能性があるため地震など大規模災害は火災保険や車両保険の対象外。ただしセットで加入することで火災保険金額の半分、あるいは車両保険では全損で最大50万万円が支払われる商品も。
車両の全損は見積もりを取るわけではなく(修理費用を基準とせず)「流出や消失、座面を超えた浸水、主要部分の修理不可な損壊」など損害の程度をみる。これは多くの事故を迅速に対応するため。