※保険代理店に見積もりを依頼する前に学んでおこう

火災保険は、暮らしの保険・住まいの保険・財産の保険などと呼ばれることがあります。
火災保険で補償されるのは、「火災被害」以外にも、「自然災害」による損害や「日常の生活中に起こりうる損害」まで、幅広く生活に密着した補償範囲で守る事ができる保険です。

必要で大切な保険だからこそ、常に再度、確認や相談が必要なのです。

火災保険は、暮らしと住まい・財産の保険です。
火災保険で補償されるもの 火災による損害 自然災害による損害 日常生活での損害
損害から守るべき財産 建物だけでなく、家財・家電製品など生活用品、給湯器や太陽光発電パネルなどの住宅設備品、趣味の道具などの補償も大切。

また、財産は建物だけではなく、生活用品も財産です。

衣服から家財・家電製品の生活必需品などや、エコキュートや太陽光パネル等の設備品・趣味用品等なども補償してくれる家財(設備等)の保険も大切です。

もし、建物が全焼したら建物だけ建て直せばいいのではなく、普段の生活に戻すために、日常の中にある様々な家財を買い替えないと生活できません。
その為にも、家財保険も必要ではないでしょうか。

火災保険は、補償内容を自分で選択することができます。

例えば、マンションの高層階にお住まいであれば、「水災補償」や台風が原因となる物体の落下・飛来の「風災」補償のリスクが少ない上に、日常の損害である盗難など犯罪のリスクが少ないため、これらの補償を取り外すことも考えられます。

必要な補償を考えて… 省ける補償 必須の補償
マンション高層階 水災(床上浸水)や風災(物体の落下や飛来)は起こりにくい。盗難など日常生活リスクも少ない。 上階や給排水設備からの水濡れリスク※水災ではカバーされません

また、「風災補償」をご検討の場合、風災補償には「実損型」と「フランチャイズ型」の2パターンがあります。
フランチャイズ型は、20万以上の損害額であれば保険金が支払われます。

フランチャイズ型 20万円以上の損害を補償 対象外:飛来物でガラスが割れ5万円の損害
実損型 最低条件無に被害額を補償 支払対象:飛来物でガラスが割れ5万円の損害

風災補償も必要最低限のプランを選択することにより、保険料も安価になります。
リスク環境が変わることもありますので、定期的に見直すことが必要です。

火災保険の商品も改定などがあり、こちらも見直しをすることで、より安心して無駄なく保険に加入することができます。

以上の内容を含め、家計に優しい火災保険を加入するために、大事なポイントお伝えします。

火災保険を選ぶときに大事な6つのポイント

1・保険金の支払い基準は「新価」と「時価」がある。

重要:新価を選択する

新価基準は、新たに建物を立て直すための金額と考えていただければ大丈夫です。
時価基準を選択すると、保険料は安く抑えることができますが、万が一の事故時、築年数により減額等され、保険会社とトラブルになるケースもあります。

2・家財保険は必ず付けた方がよい

全国平均で4人暮らしの方で約800万前後掛けられることが多いです。
家財の金額は自分で金額を決定できます。

重要:家族構成や環境が変れば保険金額の減額や増額することも必要

3・デメリットを理解する。

免責がついている補償、支払いの制限や割合がついている補償は、注意やよく確認することで、デメリットを理解すれば、保険料を安くすることも可能。

重要:保険料が安いのは、それなりの理由がある事を理解する。

4・昔に加入した保険は注意する。

住宅をローンで購入された時に加入した火災保険が、長期契約のため、補償内容を忘れて把握していない。

現在のリスクに対して、補償が対応できていない場合も考えられるので、見直しをお勧めします。
火災保険の料率の改定もあるので、保険料が安くなったり高くなったりする場合もありますので、定期的に見直すことをおすすめします。

また、火災保険は途中でも解約できますし、新しい保険にかけ直しすることもできます。

5・特約やオプションについて詳しく聞く

補償の特約・オプションなどは、保険会社によって異なるため、内容を正しく理解していただけるように保険代理店等で詳しく聞くことも必要です。

6・地震保険を付けることで、更にあんしんです。

※日本全国どこでも地震は起こる可能性はある。
※特に地震保険では、家財損害の方が支払われやすい。
地震保険について詳しくは関連記事で

地震対策

2019年2月14日